Before
After
Before
After
Before 革に腰がなくくたっとなっていました
After 丈夫な革で張りも出ました
Before 右 オリジナル 左 作成した持ち手
After 革の端を内側に巻き込んでステッチ縫製
購入されてまだ二年ほどだそうですが革も厚く本体はしっかりしていましたが
肝心なバッグの持ち手が柔らかくなってコバ樹脂がはがれてきていました。
おそらく中の芯材も傷んできているせいもあるのだと思います。
このような場合はがれた樹脂をはがして再生しても力がかかる箇所なので
密着性も弱く同じようにはがれてしまいます。
そのため新しく持ち手を作成し交換する方法で進めました。
使用する革は合うようなシボ（シワ）の深いものにしています。
当方ではこのような持ち手の作成・交換の場合
同じコバ仕上げではなく合わせた革の端を内側に巻き込んで
端をステッチ縫製する方法をおすすめしています。
メリットとして革は二重から四重になるので耐久性は上がり
コバ樹脂のようにはがれる心配はありません。
丈夫な持ち手になりましたので長く使っていただけます。
修理はもう一点 ブランドロゴのKENZOの文字のKの片側が取れてなくなっていました。
どこでそうなったのかは分からないそうで取れた文字は残っていません。
ロゴの素材はゴムのような柔らかいプラスチックでしたが同じものはないので
白いツヤありの革でしたらフリーハンドになりますが付けられそうでしたので
・素材の違い
・色の差異
・周りとの感じの違い
が出ることを事前に了承いただいて無くなった文字を作成しました。
幸いはめこんであった型が残っていましたので大きさは合わせることができます。
感じの違いが出るのではという不安もありましたがまず分からないレベルまで
合わせることができました。
大事なブランドロゴも復活しましたので
仕上がりにたいへんご満足をいただくことができました。
ご依頼をいただきありがとうございました。
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